2008年10月28日火曜日

秋の佳き日鎌倉へ。

今日は楽しみにしていました鎌倉(初めてのお宅)での茶事。
朝からスッキリと晴れ。
長羽織を着て、気持ちよく家を出ました。
道中、横浜からの横須賀線はグリーン車で。
席中、正客(チョット気が重い)なので、気持ちゆったりと・・・。
観楓の誘いとのこと。
頭であれこれ、考えながら。

お心のこもった濃茶の後。
襖がゆるゆると開きました。
謡曲が始まりました。

””時雨を急ぐ紅葉狩、時雨を急ぐ紅葉狩。
      深き山路を尋ねん。””

今日のテーマです。

初めての人達と楽しい刻。
忘れられない一日でした。

古希の祝い。

10月26日(日)
大橋茶寮にて増田先生の古希の祝いに出席。
古希を迎えられ益々お元気なご様子。
淡々斎。鵬雲斎。座忘斎。・・と、3代の家元からお教えを請うた
素晴らしい先生!!
我々後輩に、多くのことを伝承してくださっています。
自分の引き出しの無さに、焦ります。
和漢朗詠より慶賀の章。
中廻し。一文字。
藤四郎真中古。
宗旦四天王 茶杓 龍琥
一入。熊川。伊羅保。
瓜栗。
○△□。

2008年10月22日水曜日

二十日会へ。

久しぶりに二十日会に出かけました。
米岡先生。本多先生。・・・
お目にかかれて、嬉しかったです。
同じ方向を向いているお茶の先生方に、お会いできると
ホッと致します。

遅々とした足取りですが、大事にするものを見失わず
進みたいと思います。
素敵な先生方といつまでも仲間でいて欲しいから・・・。

心穏やかな良い日でした。

秋。

昨日から秋の外務省指導が始まりました。
春から始まった大先生の茶道指導が好評とのこと
(春。秋)とお手伝いに携わる事になりました。
2回目になると、大分効率も良くつたえることができます。
人数は倍に増え、集中力の凄さ・・・・。
教える側も、学ぶ側も・・汗・・

中身の濃い二時間です。
お互い終わると・・・・・フーーっ。(^.^)

2008年10月12日日曜日

訶梨勒。


昨日 、赤坂の料亭で結婚の儀を執り行いました。
赤飯。膾が添えられ。
床脇には訶梨勒が飾られていました。
茶席でもお正月。慶事の時に飾られます。
改めて意味を確認致しました。

訶梨勒(かりろく)
インド原産のシクンシ科・ミロバランという植物。梵語で「Haritaki」。成熟果実を乾燥したものを訶子、核を取り除いたものを訶子肉という。訶子はタンニンやケブリン酸を含み、収斂・駆風・咳止め・声がれ・眼病・止潟薬として古くから知られ、仏教の原始経典である『增壹阿含經』に「世尊問曰。由何命終。梵志復手捉撃之、白世尊言。此衆病集湊、百節酸疼故致命終。世尊告曰。當以何方治之。鹿頭梵志白佛言。當取呵梨勒果、并取蜜和之、然後服之、此病得愈。」とある。日本には鑑真和尚(687~763)が招来したとされ、天平勝宝8年(756)聖武天皇崩御の77忌に孝謙天皇・光明皇后が東大寺盧舎那仏(いわゆる奈良の大仏)に献じた薬物を記した献物帳『種々薬帳』に「呵梨勒一千枚」とある。柱飾りとしての訶梨勒は、西村知備の文化3年(1807)刊『懸物図鏡』に「慈照院(足利義政)のお好みで作らせた物で、霊綿綏(れいしさい)ともいう。訶梨勒は水毒を避け緒病を治す。これを粉末にして酒に入れて飲むと気を鎮める。昔は訶梨勒を糸でつないだだけのものを使っていたが、義正の時から袋の中に納めるようになった。」とあるといい、相阿弥の『御飾書』に「一、かりろくとて柱飾なり」とあり室町期には書院の柱飾りとなっている。訶梨勒が水毒を解くというところから、茶席での柱飾りに用いられるようになったという。訶梨勒は、訶子・竜脳・沈香・白し・薫陸・かっ香・甲香・甘松香・大茴香・丁字・白檀・安息香・茴香など1年の月の数を示す12種類(又は12の倍数、閏年は13種類)の香木などを天貝帳と言う和紙に包んで布袋に納め、紐で吊り下げ、袋は果実の形で果実の実りや生命力を表し、五色の組み紐を使う時は「陰陽五行」を、白は「訶梨勒」の花を、四つの編み目は「四季」を表すという。その前史としては平安朝の頃より端午の節句に、邪気を払い不浄を避けるものとして、種々の香料を入れた美しい玉に、あやめの根を添え造花を飾り五色の糸飾りを長く垂れ下げた薬玉(くすだま)を柱や簾に掛けたり身に付けたことがあるといい、『続日本後紀』、嘉祥2年(849)に「五月五日尓藥玉乎佩天飮酒人波。命長久福在止奈毛聞食須。故是以藥玉賜比。御酒賜波久止宣。日暮乘輿還宮。」とみえるのが初出という。
因みに、この訶梨勒。
仕覆でお世話になっています永井百合子先生より
以前、茶席開きのお祝いに賜りました品です。

2008年10月3日金曜日

仙台へ。

秋晴れの今日、私用で仙台へ行ってまいりました。
久し振りです。
東北新幹線『はやて』に乗ると1時間40分で着き・・・。
ほんとに、あっという間。(大宮の次は仙台でした。)

風はやはり、東京より冷たく感じられ(心地よかったです)
1時頃に用事が終わったので、『かき徳』でお昼を食べ、
定禅寺通りを歩き、賣茶翁に寄りました。
25年ぶりの『のんこう』のお味は変わりなく・・・。(^.^)
明日のお稽古の生菓子(照り葉。のんこう)を求められ、
思いがけない土産にニッコリ。

東北大での合宿。八幡のどんと祭・・・など思い出していました。
今度、来る機会があったら仙山線に乗って立石寺に寄ってみようかな?