2009年6月18日木曜日

棚田を見つめて。

『風景というのは、明らかに作る物なのです。
本当の自然という物は少ないのです。
我々は自然だ自然だと言ってるけれど、決して
元からの自然という物はないのです。
人間の作り出したものなのです。
その人間がどういう思想を持つかでその地域の
風景が決まってくるのです。』
『人間が喜ぶ自然。風景。それはそこに住む人たちが
それを造り出す以外にない、
言い換えると、そこに住んでいる人たちの心にかなったものを
作ることによって、おおぜいの人の心にも叶うものが
生まれてくるのである。
それを作った人たちの生活を豊かにすることが
大事に成るのではないだろうか・・・』

こんな一説がありました。

2009年6月1日月曜日

五月雨。

数日雨が続いています。

五月は、とても慌しい月でした。
皆さんに助けていただき、一つずつ終えることが出来ました。

この1ヶ月間、頼もしい助っ人が現れました。
大学で四年間学校茶道を、しっかり学ばれた青年J君です。
今年社会人になられたフレッシュマン。
茶道大好き。・・・半端な好きとは違い茶道の根本の考えが
きっちりとしています。
土。日。は朝から夕方までしっかりお手伝いしてくださり
初心者の方を指導して下さいました。
正座もきちっとして。・・・
茶道の物の考え方が好き。空気が好き。・・・と。
如何にしたらあのような茶人に育てられるのか・・
・・・考えます。

先週(25日)。茶事を致しました。
大先生含め5名のお客様。急なことで時間が空いたから
『ちょっと寄せていただきます・・。』・・・とのこと。
俄か仕立てでしたが、楽しい時を皆で過ごす事が
できました。

2009年5月14日木曜日

フーっと、一息。

最近、バタバタとした日が続いています。
時間に追われた生活は、思考力の働きが低下するような気がします。
『こなす・・・』ことに精一杯。
お恥ずかしい生活です。
今日、午前中何とか時間確保。

今週月曜日、今春省庁の茶道卒業式。
素晴らしかったです。短期間に接した茶道を
どのように受け止めたのだろうか・・・。
茶道に対しての感想は如何だったのだろうか・・・。
時間が合ったら、そんな事を尋ねてみたかった。
兎にも角にも、日本人であること。なのかな・・・。
昨年春、卒業された人たちは、どうしているのかな?
旅立たれる前に遊びに来てくださり、一緒に蛍を見に行ったことなど、思い出しました。
出会えましたこと、感謝致します。
また、お目にかかれます日を楽しみに!!

2009年5月5日火曜日

ゴールデンウィーク。

四月も桜を愛でているうち、あっという間に過ぎ
五月を迎え、一日からは炉を塞ぎ、初風炉になりました。

『 八畳に炉畳青し更衣 』

何と、炭の小さなこと・・・。
灰形も始まりました。
切掛をだしましたので、丸灰です。
半年振りの灰の感触・・いいものです。
思いがけず、大学で四年間しっかり勉強をされた男子が
訪ねてくださり、お手伝いをしてくださいました。
お点前も呼吸の整った素晴らしい点前でした。
翌日は若い女性が大勢来られ、賑やかな初風呂の幕開けでした。

ゴールデンウィークは少し休養です。
たくさん本が読めるといいな。

2009年4月23日木曜日

今年も五事式。

4月も半ばを過ぎ、今年も半年お世話になった『炉』を
閉める季節となりました。
最後に五事式で閉められることはとても幸せです。
難しい花月ですが、ここ数年することによって少しずつ
物事がみえてまいりました。
茶事と考えると・・・・。など
まだまだ。詰まるところは沢山ありますが問題点が
はっきり見える中で、答えを臨機応変に出していきたく思っています。
皆で沢山の炭。花。皆でのお食事。お菓子。濃茶。・・・
何と。幸せなことでしょう。
裏甲釜の静かな松風の音。炉縁の花びら。遠山の景色に山里棚。

2009年4月17日金曜日

蕎麦茶事。

蕎麦茶事をしてくださいました。
亭主側のタイミングが難しいように思いました。
楽しい爽やかな茶事でした。
春野菜の和え物。蕎麦がき。何れも美味しかったです。
幸せ!!

2009年4月13日月曜日

初試み。

初めての試み・・・。
グループでの短期講習をプロデュースしてくださる優秀な方がいらっしゃり
今回、今月から試みています。
今日は第一回目。
対象は、現役でお仕事をされていらっしゃる方が多く、
月の1回或いは2回の日曜日2時間~2時間半。
かなり凝縮された授業になりました。
終わると同時に。
すごーーい。集中力。
お互い・・・・ふーーっ!!

充実した時間でした。
10時~12時半。帰りは近くのお蕎麦屋さんに直行のようで・・・・。
お蕎麦屋さんで余情残心だったそうです。
来月、また楽しみにしています。