2008年7月31日木曜日

奥稽古。

気が遠くなるような暑さ!
茶道は修行なのでしょうね。
 松屋肩衝茶入を想定して大円の真

【松屋肩衝】
  (高7.7cm。胴径8.5cm 根津美術館)
  奈良の塗師屋、松屋源三郎に伝来したので
  松屋肩衝茶入の名がありますが、元松本朱報(シュホウ)が
  所持しましたので松本肩衝とも言われました。
  大名物漢作唐物肩衝中の白眉とされ、利休。織部。遠州が
  其々違った置形(オキガタ)(元来は置方)を見立てています。
  松本朱報が足利義政に献じ、村田朱光が拝領し、弟子の
  古市(フルイチ)播磨澄胤(チョウイン)に伝えられ、
  松屋の手に入った後、幕末頃、島津忠重に移ったと
  伝えられている。昭和3年島津家の売立で根津青山の
  求めるところとなったそうです。

  【参考】
   松屋の三名物
    ・徐煕筆(ジョキヒツ)鷺絵
    ・存星盆(ゾンセイノボン)
    ・松屋肩衝